2011年07月08日
障子
先日、完成したお宅の寝室です。
カーテンの代わりに障子を付けました
あけるとこんな感じ。
実はこの大きさで1本の障子なんです。(高さ2m、巾1.7m)
腰窓も同様の作りです。
あけるとやはりこんな感じ。
この部屋は8帖です。一般的には窓は壁のの中央に配置して、両側が壁になるのが多いと思います。
このお施主様のお宅では窓を隅に寄せて大きな片引き障子を付けています。
実はこのほうが『風の抜け』がいいんです。
壁にぶつかった風はそのまま壁に沿って流れます。
その先に窓があればそのまま風が抜けます。
2か所に同様の窓があるので風の通り道ができるんです。
構造上でもメリットがありますがブログで説明するには難しいので割愛します。
窓には住みやすさや快適さ構造など家づくりの重要な部分が凝縮されています。
なんとなく大きな窓を付けました、とかではなく存在する理由が明確な窓が大事です。
この場所は〇〇だからこの窓が必要だ(不要だ)というように設計しています。
Posted by あだちけんせつ at 09:06│Comments(0)
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