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2010年11月11日

間取りと構造架構の整合性

間取りと構造架構の整合性
(写真は以前手掛けたエアサイクル住宅、木造二階建て在来軸組み工法です)

現在2階建て住宅の図面を書いています。
僕が設計をするときに重要視する部分の一つに『構造架構の整合性』というものがあります。
特に2階建ての建物では階上と階下(1階と2階)の柱の位置、壁の位置、通し柱の位置と継ぎ手の種類など考慮しなければならないポイントが盛りだくさんです。

お施主様にはその場所特有の風の通り道、季節によって変化する日射角度、南中高度(太陽の位置)、方位学、そしてもちろん間取りや使い勝手、家事動線を考えてご提案します。
そうしてつくったプランの裏側には決して譲れないプロのこだわりとして『構造のバランス』があります。
これが『構造架構の整合性』です。

6帖の居室を8帖にしたり、開口部(サッシや建具)の位置が少し変わっただけでもこのバランスは変化してしまうので注意が必要です。

お施主様の要望のさらに上を目指し、かつ均整のとれた構造のバランス、意匠のバランスを追求するうちにこの『構造架構の整合性』という課題に行き当たりました。
以前、木造住宅在来工法にこだわる有名な一級建築士の方のセミナーを聞き、そのあと直接お話しをさせていただく機会がありましたが自分の考えは間違っていない、と確信が持てました。


毎晩夢に出てくるほど練り直しをしています。
ようやくカタチがイメージできてきました。

より詳細な図面を書きこみ、近日中に着工します。



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Posted by あだちけんせつ at 11:23│Comments(0)住宅の設計
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