2012年10月08日
照明器具の選び方

住宅の設計をするときに重要視するポイントに『照明計画』があります。
明かりはとても深い!!
【画像は憧れのフロアスタンドライト、建築家フランクロイドライトのデザインしたタリアセン2です。
いつかは欲しいと思いつつ十数年が過ぎてしまいました。】
お施主様と打ち合わせをしていると
『この部屋は60Wで十分です』とか
『40Wでは暗いのでもう少し明るいものにして下さい』とか
『電球色の蛍光灯は暗いから白い蛍光灯に変えてほしい』という
話が出るときがあります。
そのあとに僕は必ず、こうお話しするんです。
『ワットって消費電力の数値であって明るさの指標ではありませんよ』
驚かれるお施主様も少なくありません。
確かに40wの電球より60wの電球の方が明るいのは事実。
この考え方は間違っていませんが正解ともいえません。
そこで照明器具選びのポイントをお施主様に教えてあげると非常に喜んでいただけます。
カタログの見方や光源(電球、蛍光灯、LEDなど)の特性など
を知っているかいないかで結果は大きく変わります。
同じ部屋でも照明計画だけで雰囲気はかなり変わるんです。
当然ですが活動(家事や読書、TV鑑賞、細かい作業など)により適した明かりの種類と明るさは異なります。
この様に照明計画はとても大事なポイントです。
コストにも直結するので安易に決めれません。
もちろんデザインも大切ですがあくまでも『明かり』ですからね。
※結局、明るさはどう決めればいいの?という方、次回のブログで分かりやすく(できれば)ご説明します。
【続く・・・】