2008年06月13日
伝統の手法

大工の手法で、金輪継ぎ(かなわつぎ)と言います。(ちょっとわかりにくいかもしれませんが)
木材の長さが足りず、2本の材料をつなぐ方法です。もちろん釘や金物なんて使いませんよ!
他にもさまざまな継ぎ手がありますが、その中でも接合部の強度が高い継ぎ手の一つです。
加工にも手間がかかります。それでもこの継ぎ手でなければ、という状況もあります。
大工はどこにどのような材料を使い、どのように組み上げるのかを考えていきます。
図面や机の上だけではなかなか考えきれないところがあります。
何より形として仕上げる技術も必須です。
効率や生産性を重要視する昨今、
このような考えは時代に沿っていないとも思われがちですが、
日本古来から受け継がれた技術なんです。
伝統の技なんです。
このようなことを大切にして仕事をしています。
Posted by あだちけんせつ at 12:33│Comments(0)
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