2011年02月15日
エアサイクルの効果の秘密

袋井市内で施工中のエアサイクルの家です。
外観は『銀ピカ!』
これがエアサイクルの断熱材です。
外側にはアルミシートが張りつけてあります。
このアルミシートが熱を反射する仕組みです。
断熱材の外側には通気層を設け透湿防水シートを張り、その上に外装材で仕上げます。
完成後は見えない壁の中はこうなっているんです。
決してハイテクではなく、すごく単純な仕組みです。
この造り、日本の昔の造りに少し似ているんです。
電気などなかった時代に工夫され長年培った技術で熱気や湿気などを効率よく排出することで
快適に暮らそうとしてきた経緯が感じ取れます。
僕が設計する家にも深い軒や引戸を多用したオープンな間取りがふえてきました。
夏の日差しを遮る深い軒や風が吹き抜けるオープンな間取りは実は昔の日本の家づくりがお手本です。
どこか懐かしくて新しい・・・そんな家が理想です。
鎌倉時代の末期に記された有名な「徒然草」(吉田兼好の著書)にも
『家の作りようは、夏を旨と すべし』という一節がありました。
昔からいかに夏を乗り切るかが家づくりのテーマだったようです。
先人のあらゆる知恵が詰まった日本の家はエアサイクルの家の基本になっているんです。
エアサイクルの家づくりにご関心のある方はぜひお問い合わせください。
現在予約制の工法説明会を行っています。
Posted by あだちけんせつ at 14:39│Comments(0)
│エアサイクルの家づくり