2008年12月09日
大工道具~玄能~
というものがあります。
世間では金づちとかトンカチ!?
なんて呼ばれていますが
大工の中では玄能と呼びます。
当たり前ですが釘を打つための
道具です。
大きさもさまざまあって匁(もんめ)
という重さの単位を使って
大きさを表します。
これは僕が使っている玄能です。
重さは 100匁(=375g)です。
一緒に働いていた先輩の大工さんに
『お施主様の大切な家を建てているんだから、
釘一本打つにも思いを込めて道具だって
いい物使わなきゃ』
みたいな事を言われて買ってしまいました。
この玄能は有名な玄能鍛冶、
道心斎正行さんの作品です
(ちゃんと銘が入っています)
中くらいの玄能で使用頻度は
高いほうです。
10年ほど前に道具屋さんで
見つけました。頭の部分だけで
¥10,000でした。(高い!)
基本的に玄能には柄が付いて
いないので、自分で樫(カシ)
の木を削って柄にしました。
無理して買ってしまいましたが
今でもずっと大切にしています。
あの時先輩から教わった思いも一緒に・・・。
Posted by あだちけんせつ at 20:49│Comments(4)
│大工さんの道具の話
この記事へのコメント
大工さんの道具は良い物ときいますが、柄を自分で作るなんて、初めて知りました。
Posted by ときわ屋店長
at 2008年12月10日 00:29

大工道具の機械化でカンナやのこぎりを使う頻度は減っているように思いますが、今回取り上げられたげんのうは今も活躍している道具の一つですね
Posted by まっしー。
at 2008年12月10日 11:50

コメントありがとうございます。
いい道具を使うと気持ちがいいんですよね。
どんな職業でも道具は大切ですよね。
いい道具を使うと気持ちがいいんですよね。
どんな職業でも道具は大切ですよね。
Posted by adachi
at 2008年12月10日 19:45

昔、頭に来て柄を折ったことがあります
Posted by えー at 2008年12月10日 23:55