2008年05月16日
最も美しい形!
彫刻師さんのところから虹梁(こうりょう)の彫刻が完了しましたとの
連絡があったので、引き取りに行ってきて、早速仮組みをしています。
柱の上に乗っているのが升(ます)と呼ばれる組物です。
社寺建築によくあるあれです。
建物全体のプロポーションを左右する大切な部分で、大きさ、形状、などバランスがすべて決まっています。すべての材料の寸法は柱の寸法から算出されています。
昔からの伝統ですね。
このような比率を用いた技術は古くから建築に使われていたようです。
有名なところでは黄金比(おうごんひ)や白銀比(はくぎんひ)があります。
いずれも最も美しいとされているプロポーションです。
ギリシャのパルテノン神殿や法隆寺、ピラミッドや桂離宮も黄金比が使われているそうです。
身近なところでは名刺、たばこの箱、などがそうです。トヨタ自動車のロゴの縦横比もこのような比が使われているそうです。
僕も住宅の設計をしていますが、立面図や家の外観バランス、窓の配置などを決めるときに参考にしていますよ。
デザインや流行に左右されない美しい家づくりを目指しています。
Posted by あだちけんせつ at 16:41│Comments(0)
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