これが『イスカ継ぎ』!
現在掛川市で耐震補強工事をしています。
和室の解体工事をしていて『おぉ~!』というものを発見。
和室の竿縁(さおぶち)天井の竿の継ぎ手に使われる『鶍継ぎ(いすかつぎ)』です。
この継ぎ手(木と木をつなぐ手法)は圧縮力がかかる部位に用いられます。
主に和室の天井の竿の継ぎ手に使われるのですが、近年では竿縁天井も少なくなり、採用したとしても1本でつくるので継ぎ手自体がありませんが当時の大工さんはヒノキの無地(節の無い)材は貴重なので短い材料を工夫して使っていたのか
それとも腕の見せ所として作ったのでしょうか?
真意はわかりませんが
細い材料(25mm×22mm)をのこぎりだけで仕上げてありました。
なかなかの腕前の大工さんだったんでしょう。
もちろん築年数も古いですし会ったことも無い大工さんですけど随所に
丁寧な仕事がしてありました。
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