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2012年11月01日
照明器具の選び方4 ~明かりと気持ち~
【画像は弊社施工物件、家族団らんお月見リビング】
ひとくちに『明かり』といってもいろんなものがあります。
今回は色温度のことについてお話します。
火は温度によって色が変わるのはお存じの通り、赤い炎より青白い炎の方が温度が高い。
照明器具にもこの指標が使われています。
色温度は【K(ケルビン)】という単位で表され、この数値で明かりの色がわかります。
(あくまでも色であり、明るさではありません)
そしてこの明かりの色が人間の心理に影響を与えています。
色温度の低い(=赤みがかった)あかりは安らぎや落ち着きを与えます。
色温度の高い(=白い)あかりは脳の活性や集中力を高めます。
レストランやカフェなどは落ち着きを求めるので赤みがかった照明を使います。
オフィスや病院、学校は脳を活性化させ集中力を高めるよう蛍光灯を使います。
落ち着いた気分にしたい時は色温度を低く、活発に活動したい時は色温度を高くします。
わかりやすく言うと前者は白熱電球やロウソクのような明かりで後者は蛍光灯のイメージです。
太陽の光は眩しいくらいの光で体を覚醒させて体を活性化させてくれます。
そして仕事や勉強を終え、一日の終わり、西に太陽が沈む時には
空を真っ赤に染めるほど綺麗な夕日が見られます。
なんだか穏やかな気持ちになれませんか?
人間もこのリズムで生活するのがいいんです。
住まいでもこんな気持ちになれればいいなと思います。
お施主様との打ち合わせでは必ずといっていいほど『落ち着いた雰囲気の部屋』
というキーワードが出てきます。
これは明かりに関わる大事なポイントです。
大げさかもしれませんが、明かりが気持ちを穏やかにし、
和やかな雰囲気から笑顔が生まれ、楽しくなる
僕はそんな考えで設計しています。
あかりは侮れません!!
参考(光源と色温度の目安)
白熱電球 2500K
蛍光灯 5500K~6500K
ロウソク 1900K
夕日 2000K
昼間の太陽 6000K
Posted by あだちけんせつ at 09:32│Comments(0)