おまじない その弐

あだちけんせつ

2012年05月02日 11:04


ここ数日、会社の加工場はフル稼働です。
どの現場も手造り箇所の多い家なんで・・・

玄関引戸の枠、階段手すり、敷居や鴨居、家具・・・

そして『懸魚(げぎょ)』
(以前もブログで取り上げました)
4年前と同じお寺の仕事です。
作ったのはうちの大工さんの啓次サン!

屋根の飾りですが、魚と水がモチーフです。
古来から火に弱いとされている建物を火事から守るおまじないです。

お城の天守閣のシャチホコもそうですよ!
水に関連のあるものを屋根に掲げる意味があるんです。

日本瓦屋根の家にお住まいの方はご存知かもしれませんが、『水』という文字が書かれている鬼瓦があるのを知ってますか?
コレも懸魚やシャチホコとおんなじで火事から家を守るおまじないなんです。

懸魚にはいろんな形があります。
お寺を見るときは懸魚の形を比べるのも面白いですよ。

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