月桃紙(げっとうし)!

あだちけんせつ

2010年06月18日 16:18



これは月桃紙(げっとうし)と呼ばれる壁紙です。
沖縄に生育している月桃という植物からつくられる紙です。

住宅の障子紙やふすま紙、壁紙などに使用されていますがまだ主流はビニルクロスです。

防虫と抗菌作用、調湿作用があり、独特の繊維の質感があり強度があるのも特徴。
自然素材なので有害物質の発生の心配もなく、デザイン性の高さに人気があり、
月桃は育成がきわめて早く、収穫しても森林破壊などの環境破壊につながらないようです。
紙の原料である木材パルプも削減でき、月桃紙は地球環境に優しい紙といわれています。

そんな『月桃紙』の採用を検討しています。
今日は※表具師の方とこの紙について話をしました。
壁紙といってもビニルクロスとは全く違うもので、施工方法、留意点、もちろんコストも違うし
仕上りの風合いや張り替え、普段の手入れなどいろいろな細かい点など
現場のプロの声を聞くことができました。
これからも資料の収集、プロの声を聞きながら調べていきたいと思います。

お施主様の大切な家の大事な仕上げですから自信を持ってご提案できるものに値するのか慎重に調査します。

※表具師:掛け軸や巻物、屏風や額装などの修繕、保存などや障子、ふすまなどの作成も行ういわば紙貼りのプロ。紙の種類や性質に精通した職人です。
私共の協力施工業者会にも所属していただいています。



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