社長作

あだちけんせつ

2010年08月20日 12:00



木製の行灯(あんどん)です。

写真の通り上に行くほど広がっています。
これは簡単そうにみえて実はなかなか難しい加工なんです。

大工さんの道具にサシガネというステンレス製の直角に曲がっているL型の定規があるのですが
このサシガネ、実に奥が深いんです。
ただの直角定規ではなく、勾配(角度)計算、や平方根(√)などいろんな事が出来るんです。
このサシガネの使い方を規矩術(きくじゅつ)というのですが、多くの書籍が出ています。
コンピュータはもちろん計算機も無い時代からある大工道具は今でも使われていて
大工さんたちは自然と使いこなしてしまいます。
改めてすごい道具だなと感心してしまいます。













塗装を施して完成です。
『月』をイメージした窓がアクセントです・・・

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